シンプルな質問、何がどこにつながるかはわからない〜メディスンの補足


こんにちは。
めずらしく、メディスンの補足を書いてみようと思います。

先週のメディスン(8/28〜) でワークを提案したのですが、やってみた方いらっしゃいますか。

このときのメディスンって、結構自分を変えたいと思う方や、望んでいる方向性に動けない、そもそも方向性、やりたいことがわからない、わからなくなってしまった等の根幹ともいえるものなんですね。

以前、個人セッションにいらした方に、まずいちばん最初の「部屋のなかを見回して、ほんとはそんなに気に入ってるわけじゃないけど持っているもの」を挙げていただき、「ではなぜそれを持っているのか」などどんどん聞いていくと、

ある方は、最初に浮かんだのがベッド。ただ寝るだけだからどうでもいいと思い、通販で適当なのを買ったと。別にお金がなくて買えないわけではなかったけど、特に考えずに買ったのだと。


面白いなあと思ったのが、「特に考えずに買った」のにもかかわらず、いちばん最初にそれが出てきたことなんですよね。

これをさらに深くみていくと、その方の過去のできごとからくる思い込みなどが出てきたりするんですが、
結局その方は、すぐに買い換える、寝具も実は気に入っていたわけではないし、寝具を変えるならあれも変えたいこれも変えたい、とどんどんアイディアが出てきて、
結局自分が住みたいのはこんな部屋じゃないし、こんな家じゃない、この街でもなかった! ということに気づかれて、だったら仕事も変えます、と言って帰っていかれました。お見事(笑)!


またある方は、食べ物。ほんとは別においしいとか好きだと思って選んでるわけではなくて、だいたいスーパーで適当なお惣菜やコンビニでお弁当を買ったり、
みんなが食べてるものや、テレビなどでいいと言われてるものをときどきつくって食べている。でも、ほんとうに自分が食べたいと思っているものではないと。

じゃあ、いまどんなものが食べたいですか? と聞くと、それがなんだったのかは忘れてしまいましたが、ご本人ご自身が驚かれていて、ではどこのお店のそれが食べたいか、どんな味付けが好きかなどどんどん聞いていくと、
実は自分で料理をしたかったことに気づいた、ほんとうは自分で食材をきちんと選んで、レシピを考えておいしいと思うものを思いっきりつくってみたかった、食器も合わせてみたいし、それを誰かに食べてほしいと思っていたと。

その方は、あれから行ってみたかったお店に食事に行ってみた、今後どうなるのかはわからないけれど、とにかくクッキングスタジオに通うことに決めましたと、後日メールをいただきました。

またある方はやりたいことがわからないということで、ではやりたくないけどやっていることを挙げていただくと、結果的に出てきたのは、いまいちばんやりたいのはからだを動かすことで、
それはスポーツなのかヨガや気功なのかダンスなのかエアロビクスのようなエクササイズなのかなど掘り下げていくとジムだと、スポーツクラブで鍛えたいということですぐに登録するとのこと。

その3ヶ月後くらいにいただいたメールには、そこで知り合ったひとと結婚することになったと、自分は別に社会的に自立して仕事をしていきたいわけではなく、家庭をつくりたくて、家族を支えていきたいんだとわかったとのことでした。そのためにも健康で、もっときれいになりたいと。

ほかにもいろんなケースがありましたが、ほんと面白いですよね。
頭であれこれ考えていてもみえてこないし、何がどこにつながるかもわからない。

ほんと、シンプルなことの連なりが、どこかでもつれてしまうみたいなことなんですよね、だからまたシンプルに戻していったらいい。

あのワークは、深刻に考えたらストップしてしまいます。
特に先のこととかこれまでの経験など、質問以外の要素を加えて複雑にしてしまうとなんの役にも立たなくなります。
それこそが自分の純粋な思い、シンプルな道をふさいでしまう要因だから。

というわけで、
ぜひ、ゲームのように楽しんで、あるいは一問一答のように淡々とやってみてください。


それではまた😊


☆ワークの内容は、もっとシンプルにしてもだいじょうぶです。
捉え方、見方などはすぐに変えられなくても、また何か実行できなくてもOK。
まずはご自分がほんとうはどう思っているのか。
頭ではなく、「ご自身の声」を聞いてみてください。