わたしたちは知らないことをおそれる〜今週のメディスン9/4〜


こんにちは。
今日はちょっと立て込んでいるので、早速いってみたいと思います。
きのう出した今月のメディスンと合わせて読んでみてください。

 

◆今週のメディスン9/4〜
テーマ:妄想は妄想を呼び、おそれはおそれを呼ぶ
わたしたちは知らないこと、イメージにおそれる

だいたいひとが悩んだり苦しんだりするのって、なんらかのできごとが発端になっていると思うんですが、それって実は「できごと自体」にではなく、そのできごとへの捉え方、それが今後どうなっていくだろうかという想像、もっといえば予想、妄想、イメージに対して起こってくる “感情” なんですよね、よく観察してみるとわかる。

そのイメージにどんな感情がくっついているか。


その想像、予想はだいたいにおいて自分をおそれさせるもの、つまり “おそれの感情を呼び起こすイメージ” で、だからこそこれでいいんだろうか、そうはなりたくない等、脳内会議が繰り広げられる、
けれど残念ながらその会議内ではそのおそれを回避してハッピーエンドになるようなアイディアは出てはこないんですよね。

そのこともほんとはわかりきっているのでやめられない止まらないんです。
そう、妄想はどんどんふくらみ、おそれはおそれを呼ぶ、それを消さなくては、なんとか変えなくては、と、さらにさらにリピートされる想像、終わらない会議。

けれど、こうなってほしくない、というイメージは、いま書いているとおり、まだ起こってはいないただの“イメージ” なんですね、
そう、わたしたちは自分の想像に怯えているだけなんです、なぜならまだそれは起こっていないから、どうなるかわからないから、というパラドックス

こうなるかもしれない、という“想像” “予想” “妄想” に対して、いったいどんな策を打てば解決するんでしょう。


まだ起こっていない「まぼろし」なのに。
まだ起こっていない「まぼろし」なのに。


自作自演です。
もっといえば、わたしたちは既知のできごとにしか安心できない、つまりすでに経験したことにのみ、“知っているから” という理由だけで安心することができて、
脳内会議で出てくる案もまた既知のみ。データベース。つまり“アイディア” でさえない。


わたしたちのおそれは、まだ起こっていないことに対して起こる。
知らない、だからこわい。
そしてその参照先はいつでも「過去」。


あのときこうだったから、誰かがこう言っていたから、実際に見たから。
けれどそれはすでに過去。
過去がこうだったから未来もこうなるかもしれない。

そう、いつでもわたしたちはネガティブな“こうなるかもしれない” に怯えるんですよね。


そして脳内会議は、その“イメージを見ないように、消すために”のみ開かれる作戦会議なんです。

人間ってすごいですよね、想像だけで展開する時間、人生。


というわけで、また!
今月のメディスンは、いってみれば自分のエネルギーチェック、見えない自分がどんな表情をしているかのチェックです。
その過剰かつ出しどころのちがうエネルギーは、いったいどんなおそれから起こってきたものなのか。

そんなふうにみてみるといいんじゃないかと思います。

わたしたちは、新しい体験を “まだ知らない” 。
そのアイディアもまた、知っているところにはない。

おそれではなく、どうぞ “ここちよいイメージ” を。
どちらも方向性がちがうだけで、やってるのは同じことですから😊