ほんとうに世界に見せたいのはどんな自分か〜『今月のメディスン9月』


実はわたしはいままでアイスコーヒーをたぶん3回くらいしか飲んだことがなかったんですけど、それはもともとコーヒーが飲めなくて、特に缶とかだと吐いたりするくらいだめだったんですよね、
けれどあるお店のコーヒーだったら絶対に飲めるよと言われたためしてみたらほんとうに飲めるようになって、
それ以来コーヒー大好き人間になったんですけどアイスコーヒーは苦手だったんです。

ところが今年になって、ほぼ毎日飲むようになりました。
それは暑かったからです。そのくらい今年の夏は暑い。

「暑かった」「暑い」、これはまだ夏は続いている、いやもう終わったのかどっちなんだという迷いをあらわしているわけですが、
こんなどうでもいい話を書いているのは、8月が終わったことに対する抵抗です。
あと1日くらいあると思っていたんですよね、そう思いたかっただけなのかもしれません。

というわけで、今月のメディスンです。


◆『今月のメディスン9月』

テーマ:「ほんとうに世界に見せたいのはどんな自分か」
パワーバランス、表現の方向性と過剰さ

パワハラセクハラモラハラ、いろんなハラスメントがありますが、いったいどのくらい種類があるのかなといま調べてみたところ、50以上あるそうです。

というか、どんなことでもハラスメントになり得ますよね、新型パワハラとかお菓子やエアコン、就活終われハラスメントというのまであってすごいな、すごすぎるなと思うばかりですが、
このあたりは全部 “パワー” に集約されるのでは? と思うんですけど、とにかくそのくらい不調和な社会ということでしょうか。

今月のメディスンをみたときにまず「ハラスメント」というワードが浮かんだのは、このパワー、エネルギーの過剰さ、それらの誤用、
もっといえば自身の存在の表現の誤用と熱量の過剰さ、といったところでしょうか。

さらにいうとここでのそれは、故意にではなく無意識、無自覚に出てしまっている自分のパワー、エネルギーの方向性の誤り、まあ無自覚なので当然といえば当然、とはいえ、問題なのはそれに「気づいていない」ということ。


ハラスメントという概念を例にとってはいますが、ここでお伝えしたいのは何もこれを読んでくださっている方がひとを傷つけているとか卑しめる貶める攻撃性のことではありません。
無意識の感情の過剰さ、出しどころがちがうのではないか、という示唆です。

感情の過剰さという意味では、たとえば悲観的、心配性、不平不満、自責など、他者に向けてというより、自身に対するそれも含まれると思います。
もちろん嫉妬や誰かに対するコントロール欲求、セクシャリティのことなど、あらゆる意味での “パワー” に集約されること。

繰り返される思考、思い、感情は別の見方をすれば “中毒” となり、常に自分から放出され目に見えない服のようにまとわれ、そのひと自身のイメージとなり、
“アイディンティティ”となるくらい強く固定されてしまう。


ときどき、ただすれ違っただけの見知らぬ誰かをみて、なんとなく避けたいとか、嫌な感じがする、とか、怒りを感じたりすることがあるじゃないですか、
つまり、そのひとがどこの誰かも知らず言葉を交わさなくてもわかるんですよね、伝わってしまう。


だとしたら、自分は何を醸しているか、たとえば自分はいまどんなオーラでどんなエネルギーを振りまいているのか。

そしてそれは、あなたが表現したい、ほんとうに見せたい自分なのか。

今月は、頭で考えるあれこれではなく、
自分がまとっているもの、ご自身の目に見えない“表情” に意識を向けてみてください。

類は友を呼ぶ、っていいますが、ほんとそうだなと思います。
だとしたら、自分がどんな類になっているのか、どんな友を呼びたいのか。

 

というわけで9月。エネルギーがまた変わるこの時期。
ここちよく、ほんとにいっしょにいたいひとたちと過ごしたいですね😊


それではまた。
今週のメディスン9/4〜は後日に。